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    これからの特別展示

    秘密が隠れたステッキ

    仕掛け付きステッキの驚くべき世界

    2020年4月18日 – 10月4日

    発明的な意思を元に作られた仕掛け付きシステムステッキは、最も魅力にあふれた収集価値の高い杖であると言えるでしょう。これらの奇妙な作品には、扇子、傘、ビン、グラス、香水瓶、刀などが隠されていました。時には、医者の外科用メスや注射器が、そして楽器、釣り竿、望遠鏡、裁縫道具やコルク栓抜きがステッキの頭に隠されていることさえありました。18-19世紀にかけて1500件以上の特許が申請されました。仕掛け付きステッキの重要な2つの特徴は、何かが隠れていること、そしていくつかの道具や機能が組み合わされていることです。仕掛け付きステッキの公式名は、内的な生活のステッキまたは、精神面のステッキというようにロマンチックに表現されています。

    ツタンカーメンの墓や中世の司教区からの遺物を見ると、特別な形または王の持った笏(しゃく)は太古の昔から権力の象徴であったことがわかります。しかしルイ13世は、皇室の飾りの重要性を杖で示そうとしました。肖像画では、王が常に杖を手にしています。彼はまた、名誉の品として高価なかぎたばこ入れと共に杖を贈ることがありました。当時おしゃれな紳士たちは、杖なしでは出かけませんでした。そのころの杖は、上部の曲がったスタイルではなく飾りのついた棒で、手で持ったり、わきの下に抱えたりしていました。

    19世紀から20世紀初めにかけて、杖の時代となりました。大変な人気で、ただの平凡なステッキには見られたくなかったようです。そこで、実用的で独特なタイプや変わった持ち手、不思議な中身の詰まったものなどが登場しました。画家のアンリ・ド・トゥールーズ - ロートレックを例に挙げれば、彼は1パイントのアブサンが入ったボトルが隠されたステッキを持っていました。

    今回の特別展示では、魅力あふれる仕掛け・システムのステッキの数々を展示します。目に見える装置もあれば隠れたものもあります。男性用に髭剃りブラシやせっけんの隠れたもの、また女性用に香織の塩ボトルが隠れたもの、観光旅行者用に羅針盤と温度計が隠れたものもあります。展示品は地元のプライベートコレクションからお借りしたものです。従って、ここバーゼルのみでの展示が可能となりました。

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