これからの特別展示
動く世界 – シュタイフの驚きと感動
2021年4月27日〜2022年3月27日
ドイツのギンゲンにある世界でも有名なマーガレット・シュタイフ社の作った正真正銘の宝物がバーゼルのトーイワールドミュージアムに展示されます。クリスマスの時期になるとショーウィンドウに飾られる動くシーンを皆さんも覚えているはずです。クリスマスシーズンの町歩きでの人気のスポットであります。
特別展示の写真
宣伝目的に作られた仕掛けのある作品は、現在でも動くアイテムとして賞賛されています。The Wochenende im Tierreich (アニマルキングダムの週末)は、今回のショーのハイライトのひとつです。 元々は1928年に47体のシュタイフアニマルを使って生産されました。アニマルのいくつかに特別なメカニカル装置を施し動くようになっています。この傑作品のテーマは今日でも使われています。
アニマルたちがフィットネスセンターで週末を楽しんでいるシーンです。サウナ、ジムでの運動、ボクシングの小さな試合風景などが含まれます。バウハウス・スタイルに基づき
当時にしては大変現代的な建物が作られています。幅5m、奥行き2mとオリジナルの作品は大変印象的な大きさです。
もちろんシュタイフ社は1902年に誕生したテディベアでよく知られていますが、世界で一番大きな、そして重要なドールメーカーとしても知られています。特にその多様性と芸術性の高いドール生産は有名です。1890年頃のシュタイフドールの誕生から現在まで、このトーイメーカーは目覚しい変化と発展によって子供から大人までを魅了してきました。Die Mühle im Grund (田舎の水車小屋)は、代表的な作品の一つです。15平方メートルに及ぶ田園風景の中の70体を超えるシュタイフフェルトドールのオリジナルをご覧いただけます。ヨーロッパドールの歴史上で大変貴重で伝統的な作品、1926年にミュンヘンのドール作家でありシュタイフのコンサルタントを務めたAlbert Schlopsniesによって作られた傑作もご覧いただけます。ミニチュアで出来た人々は当時の村や農家の人達の日常生活をユーモラスにそしてリアルに表現しています。この二つの作品は、1933年シカゴワールドフェアに展示されました。
会場には、実物大の作品とともに小さな機械仕掛けのシュタイフの傑作もいくつもご用意しています。どうぞお見逃しなく!