細部まで復元し、動く
トーイワールドミュージアム・バーゼルにはたくさんの動くカルーセルやカーニバルの乗り物が展示されています。いくつかはオリジナルを忠実に再生したもの、そしていくつかのオリジナルはバーゼルの伝統的なオータム・フェアでも毎年実際に賞賛されているものです。
カルーセルは私達のミュージアムの歴史を語る上でも忘れてはならない存在です。トイワールドミュジアム・バーゼルの創始者は、バーゼルのオータム・フェアに出展されるたくさんのブース、そしてにぎやかであわただしいお祭りに魅了されました。そしてその様子を12分の1に縮小して再現しようと考えたのです。そこでまず最初にカルーセルを手に入れました。美しいカルーセルを受け取ると、その後どんどん増えていくコレクションの数々を一般の人たちにも公開しようと思いついたのです。
展示されている中で一番古いカルーセルは、1900年ごろに作られたものです。フランス・スモーダーズの乗り物とマーク・リプスタインの“オータム・フェア”は、1950年から1990年代の終わりにかけて作成されました。マーク・リプスタインの芸術的な作品と服を着た人形たちは単に細部まで復元されているだけではありません。オータム・フェアにおいてスイスのアーティストがお祭りのショーマンとして活躍したという事実まで特に忠実に表現されています。
トイワールドミュージアム・バーゼルは、カルーセル、乗り物、テディフォーミュラ・ワンのレースまでボタン一つで動かすことのできる特殊な装置を備えています。